コンビニ曲がり角、業界再編の可能性

セブン創業家買収提案、ファミマ親会社出資も

国内コンビニエンスストアの出店が頭打ちにある中、
セブン&アイ・ホールディングス(HD)が創業家側から
買収提案を受けたことで、業界再編につながる可能性が出ている。
セブンの買収を巡っては、ファミリーマートの親会社である
伊藤忠商事の出資も取り沙汰されている。
実現すれば、セブン&アイ傘下で業界最大手のセブン-イレブン・
ジャパンと、業界2位のファミマの協業が進む可能性がある。
ただ、巨額資金の調達など創業家によるセブン買収にはなお
ハードルがあり先行きは見通せない。

【グラフでみる】国内のコンビニ売上高と店舗数の推移

人口減少が続く国内ではコンビニの店舗数が飽和状態となっており、
成長戦略を描きにくい構造になっている。
こうした中、セブン&アイは8月、カナダのコンビニ大手
アリマンタシォン・クシュタール(ACT)から買収提案を
受けていることを公表した。

さらにセブン&アイは11月13日、創業家側から買収提案を
受けたと発表。創業家はACTに対抗する狙いがあるとみられる。

■買収資金調達は3メガバンク想定

9兆円規模ともされる買収資金の調達手段は、創業家である
伊藤家の出資のほか、三菱UFJ銀行など3メガバンクからの
融資が想定されている。創業家側は米KKRなど大手投資ファンドにも
買収に向け投資を打診したとみられている。

出資企業には伊藤忠の名も挙がる。伊藤忠は食料部門でセブンと
取引がある。伊藤忠の広報担当者は産経新聞の取材に
「社内では(セブンへの投資に向けた)申請書もなく、
コメントのしようがない」としている。

みずほ銀行で産業動向分析などに従事した流通アナリストの
中井彰人氏は「仮にセブンとファミマが協業すれば、商品企画や
物流の効率化のほか、店舗の売り上げ情報に加え、通販などを含めた
総合経済圏を共有化できる。そのメリットは大きい」と指摘する。
相乗効果が大きいことから、伊藤忠は水面下でセブンへの出資に
前向きとの観測がくすぶっている。

ただ、創業家によるセブン買収には、高い障壁もある。

コンビニ業界はローソンを含めた大手3社で、国内市場の9割を占める。
セブンとファミマの店舗数を単純合算すると、国内の7割弱に達し、
独占禁止法上の懸念が残る。

また、創業家よりも先にセブンに買収提案していたACTが、
買収額を引き上げる可能性もある。激しい買収合戦に発展すれば
買収資金が膨らみ、金融機関が融資に応じられなくなる恐れもある。
(西村利也、佐藤克史)
【引用元:産經新聞】
https://news.yahoo.co.jp/articles/a555d38be8f8e5056055a537cf66f567d68cf939

セブンイレブンとファミリーマートで約7割の
シェアなんですね。
物流面から考えると協業が進んでいくのは
ベストな選択であると思います。
買収の件については今後の展開が気になりますね。
大きく変化が生まれる可能性が秘めていますね。

contact.jgp

福岡県【筑豊エリア】【北九州エリア】
飯塚市/田川市/嘉麻市/嘉穂郡/直方市/鞍手郡で
物流加工・発送代行・配送代行・商品保管(坪貸し)・賃貸倉庫・
物流倉庫アウトソーシング(委託)をお探しなら
株式会社TransportWunder(トランスポートヴンダー)へ
ご依頼ください。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA