最低賃金1050円台半ばで最終調整

2024年7月24日 2024年7月24日

wunder2023

実現なら過去最高

　2024年度の最低賃金について、中央最低賃金審議会
（厚生労働相の諮問機関）の小委員会は、全国加重平均で
時給1050円台半ばとする方向で最終調整に入った。
物価上昇を踏まえ、現在の1004円に50円程度上乗せする。
引き上げ幅は5％に迫り、実現すれば過去最高を更新する。

【図解】年代ごとの非正規労働者の割合

　最低賃金は、経営者が労働者に支払わなければならない
最低限度の賃金。①賃金②労働者の生計費③使用者の賃金支払い能力を
考慮し、労使の代表らで構成する審議会が、例年7月末に目安額を決定。
目安額をもとに、都道府県ごとの地方審議会が上げ幅を決め、
10月以降に適用する。

　賃金について、今年の春闘では大企業を中心に賃上げ率が
5％台に達し、33年ぶりの高水準に。
労働者代表の連合は「賃上げの流れを社会全体に広げる必要がある」
として、全都道府県で最低賃金が1000円に達することを目指して、
最大67円の引き上げを求めている。

　一方、中小・小規模事業者の賃金上昇率は2・3％と小幅で、
使用者代表の日本商工会議所などは「小規模な企業ほど価格転嫁が
進まず、企業規模による格差が生じている」と大幅な引き上げには慎重だ。

　政府は2030年代半ばに全国加重平均で1500円に引き上げたい
考えだ。労使ともに引き上げには異論がなく、23日夜まで詰めの
協議を行ったが、結論は出なかった。24日に協議を再開して、
結論を出す見通しだ。【奥山はるな】
【引用元：毎日新聞】
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f3ddbed2d4e0b8a515560f6b5fdb5f2046488d

最低賃金について本日には結論が出るようですね。
約10年後には全国平均で1500円にすることが
目標設定されているので毎年50円前後のアップに
なりそうですね。
この頃には正社員の初任給も30万円近くになっていそうですね。
1日8時間×22日＝176時間
1500円×176時間＝264,000円
フルタイムの新人アルバイトでもこの金額になります。
入り口部分とそこに近い人たちは最低賃金の上昇の
恩恵を受けれますが中間層以上は恩恵もなく
差を縮められるのみとなりモチベーションダウンに
なりかねないですね。
中間層以上の人は苦労して上げてきているので
恩恵により簡単に得られるようになるわけで
そして過去の積み上げてきた年数と実績が
薄れてしまいます。
この状況になった時の物価の状況が心配ですね。
長生きできる体ではありませんので自分の老後は
心配していませんが子供たちが大人になってからが
心配ですね。