「和食とあわない」学校給食に牛乳不要論

コスト高も議論の背景

 学校給食の「牛乳」が和歌山市で議論になっている。
乳製品高騰を背景に市教育委員から「減らしては?」と提案が
あったためだ。かつて新潟県三条市では「米飯と牛乳の相性」を
理由に一時、牛乳が給食メニューから外れたことも。
折に触れ持ち上がる学校給食の牛乳存廃論。和歌山での
帰趨(きすう)はいかにー。

 「和食のときは牛乳の提供をやめてはどうか」。
和歌山市教育委員会などが8月に開いた市総合教育会議で、
ある教育委員がこう切り出した。

 古くは脱脂粉乳、さらに三角パックなど、一貫して給食の
定番メニューであり続ける牛乳。同市では週3回の和食メニューの
ときを含め、給食時に小学生約1万6千人にそれぞれ紙パック入り
200ミリリットルを提供する。会議では「乳製品の高騰で給食費に
影響が出ている」との意見も上がった。

 総務省の小売物価統計調査によると、牛乳1リットルのパックは、
和歌山市で昨年2月に196円だったが、ロシアによるウクライナ
侵略や円安、外国産の牧草や飼料の値上がりなどが影響し、
全国的に高騰。今年8月には和歌山市で246円にまで上がった。

 和歌山市は食材費の値上がりを受け、令和4年度1学期から
給食費に1人1食20円を公費で上乗せ。5年度2学期からは
牛乳高騰のあおりで30円にまで拡大した。現在の牛乳価格は
1パック70円で、1人分の給食費282円(自校調理)、
同275円(共同調理)の約25%を占める。

 そもそも学校給食での牛乳の提供は、法令に根拠がある。
学校給食法施行規則は、完全給食の内容として「パンまたは米飯、
ミルクおよびおかずである給食」と定義、牛乳を必須と位置付けている。

 文部科学省の3年度調査では、学校給食を実施している
国公私立学校は全国2万9614校(実施率95・6%)。このうち
完全給食の実施率は94・3%に上る。給食内容の変更には
都道府県教委への届け出が必要とされるという。

 ここまで牛乳が重視されるのは、牛乳が成長期の児童生徒の
主要なカルシウム補給源になっているため。文科省によると、
学校給食摂取基準では、給食1回でのカルシウム摂取基準値を
小学校低学年で290ミリグラム、中学生で450ミリグラムと設定。
和歌山市教委は「給食での牛乳提供をやめた場合、他の食材で
補うことは難しい」と話す。

 一方で「米飯に牛乳は合わない」との意見も根強い。
新潟県三条市では「米飯との相性がよくなく、和食の文化を壊す」
として、平成26年12月~27年3月、試行的に牛乳の提供を休止した。
しかし栄養価が高いことを考慮して同年4月には提供を再開した経緯がある。
 同市教委は「最終的には子供たちに給食を自由に楽しんで
もらおうと判断した」と振り返る。

 和歌山市の子供はどう感じているだろうか。
9月中旬、和歌山市立伏虎(ふっこ)義務教育学校での給食には
和食メニューが並んだ。この日は「筑前煮」「ゆかりあえ」に牛乳が
添えられた。6年3組の男児(12)は「和食が好き。牛乳も好き」
と牛乳をお茶代わりに飲み、屈託がなかった。(永山裕司)
【引用元:産経新聞】
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fbc2ebfc1cb607c2521238bbcc4478ca9f73e6c

乳製品の高騰により減らすとの考えは違うと考えます。
まずは栄養バランスが重要であることであり
ごはんと合わないとあるが食べているときは
持参しているお茶で食べればよくて食後に
牛乳を飲めばよいです。そして牛乳を減らすことで
酪農家の供給が減り生乳を廃棄するようなことになり
牛の頭数を減らすなどにつながると結局は乳製品の価格が
高騰します。
我が家は牛乳を1週間に1,000mlを7本ほど消費しています。
牛乳の価格が高騰して家計の負担が増えましたが
消費を減らしていません。
それは栄養バランスの為になります。
体の成長を促すために子供達にはガンガン飲むように
言っています。朝ごはんで1本消費することもざらです(笑)
我が家の子供達もまだまだ給食のお世話に長年なりますので
牛乳を減らすことはやめていただきたいです(汗)

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