鶏卵高騰「エッグショック」懸念
鳥インフル急拡大で殺処分が最悪ペース…業者「防ぎきれない」
養鶏場での高病原性鳥インフルエンザの感染拡大に伴い、
鶏卵価格がじわりと上昇している。JA全農たまごによると、
1キロ・グラム当たりの卸売価格(東京地区、Mサイズ)は
今月6日の225円から20日には250円に上昇。
農林水産省は養鶏業者らに感染拡大の防止を呼びかけるとともに、
殺処分増による流通への影響を緩和するため、
自治体や業界団体に不足地域への鶏卵の融通などを求める方針だ。
鳥インフル感染は今月に入り急拡大している。
昨年末までは12道県で16件だったが、今月は20日午後2時時点で、
鶏卵の主産地の愛知や千葉など5県で23件発生。
今季の殺処分対象数は計693万羽に膨れあがり、
このペースで感染拡大が続けば過去最悪の2022~23年シーズン
(84件で殺処分数計1771万羽)を「上回る恐れもある」と
農水省担当者は警戒する。
農水省は20日、今季2回目の緊急全国会議を開催。
発生通報の遅れがあったとして、各都道府県の担当者や
養鶏関係者らに早期通報と消毒の徹底を呼びかけた。
懸念されるのが鶏卵価格が高騰する「エッグショック」だ。
農水省食肉鶏卵課は現在の価格上昇について「殺処分の影響が
出てきている」と分析。さらに殺処分が増えれば、1キロ・グラム
350円まで上昇した22~23年シーズン並みに
高騰する恐れもある。
農水省は、供給の安定化や価格高騰の緩和のため、
近く自治体や業界団体に対し、▽鶏卵の不足地域への融通▽
加工用に冷凍液卵の活用▽採卵鶏の採卵期間を1~2か月
程度延長――を求める通知を出す。
国内では鳥インフル感染が5季連続で発生しており、
養鶏業界に詳しい元東京農業大教授の信岡誠治氏は、
「養鶏業者からは『防ぎきれない』と悲鳴が上がっている。
欧州のようにワクチン接種による発症抑止など殺処分以外の
方策も考えるべきだ」と話す。
【引用元:讀賣新聞オンライン】
https://news.yahoo.co.jp/articles/67b78aeaf903609088999ecc59d88fa97e8eed58
卵も高騰するのですね・・・
お米・野菜と高い状況が維持されていて
卵もとなるとダメージが大きいです。
ドンドン高騰・・・
政府はどう考えているのかな?
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