2025年度321件、過去4番目の高水準
「道路貨物運送業」の倒産動向(2025年度)
道路貨物運送業は、いわゆる「2024年問題」への対応を
余儀なくされ、人手不足感が顕著となっている。
足もとでは、中東情勢の緊迫化により軽油価格が高騰し、
一時1リットル180円に迫るなど、厳しい資金繰りを
強いられる業者が後を絶たない。
2025年度の道路貨物運送業の倒産件数321件となり、
前年度を下回ったものの、過去4番目の高水準となる
など高止まりが続くこととなった。
道路貨物運送業の倒産、前年度を下回るも高水準続く
2025年度の道路貨物運送業の倒産は321件となった。
前年度を下回ったものの、2008年度(371件)、
2024年度(351件)、2009年度(341件)に次ぐ過去4番目の
高い水準となっており、高止まりの状態が続いている。
背景には、「人手不足」「燃料価格の上昇」がある。
人手不足を要因とした倒産(人手不足倒産)は、
2025年度で判明した441件のうち、道路貨物運送業は
55件で全体の12.5%を占めた。また、物価高を要因とした
倒産(物価高倒産)は、2025年度で判明した963件のうち、
道路貨物運送業は91件で9.4%を占めた。
倒産件数が高水準にあったリーマン・ショック時も
軽油価格の高騰によるコストアップが収益悪化要因として
挙がっており、足もとの状況と共通している。
一方で、当時は急速な景気減速を背景として荷動きの
停滞が生じ受注難が発生していたが、現在は一定の
物流ニーズがありながらも、人手不足から受注を
さばききれていないという違いがある。
労働人口の減少に加え、ドライバーの高齢化、
時間外労働問題、他業界との人材確保競争、賃上げなど
「人」に関わるコストアップに加え、燃料費を中心とした
物価高の問題もある。とりわけ収支改善のカギとなる
軽油価格(店頭小売価格、1リットル)は、中東情勢の
緊迫化を背景に一時180円に迫るなど、人手不足に加え
物価高(燃料高)の問題が運送業者に重くのしかかっている。
その後、政府は緊急的激変緩和措置として、
ガソリン補助金を4月2日から8日までは過去最高額となる
49.8円とするとしているが、情勢の不透明感が続くなか、
今後の見通しを立てることも難しい。
今後も道路貨物運送業の倒産は高水準で推移する
可能性が高い。業界環境の改善には近年指摘されている
運送料金の引き上げや、再委託構造の改善、共同輸送、
価格転嫁率の改善が不可欠となるだろう。
【引用元:帝国データバンク】
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f16e2108c93f968d04cab9367b98208406ec265
運送業界で一斉に値上げをするとしても
そこを狙って逆行する輩が出てきて足並みは
揃わずにうまくいかず、その足かせをした者が
潰れていく一定のスパイラルがあるのが現実かと。
どうにかして無理にでも仕事をとって延命するしか
ありません。
このスパイラルは一定期間は続きそうですね。

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