大道具が運べない! 演劇の地方公演に「2024年問題」が影
ドライバー残業規制で人手不足
演劇や音楽の地方公演に、ドライバーの残業規制に伴う
「2024年問題」が影を落としている。東京を本拠とする劇団や歌手が、
舞台の大道具などを運ぶ人材を確保するのが難しくなり、
地方公演を敬遠する事態が起きつつある。人手不足に起因する
物流の停滞が、芸能や文化の業界にも影響している。
「確実に地方公演のハードルは高くなった」。
中国地方など各地でミュージカルを公演するオールスタッフ
(東京)の土屋友紀子代表は明かす。
大道具の積み込みや荷下ろしは「詳細な設計図に沿って一軒家を
建てる」ような特殊な業務で、専門の運送会社にしか頼めない。
しかし残業規制の影響で、運送会社の人繰りがままならなく
なっているという。
出演者やスタッフたち約5万2千人が加入する日本芸能従事者協会
(東京)などによると、遠方へ出向いて公演する際に搬出入の日数を
増やすケースが出ている。搬出入だけの「空き日」が増えると出演者や
スタッフの宿泊代などが増え、劇団や制作会社の経営を圧迫する。
オールスタッフの場合、空き日の負担増は1日につき数十万円。
土屋代表は「このままでは舞台芸術が大都市圏だけのものと
なりかねない」と危機感をあらわにする。
協会が昨年6~12月に24年問題について業界関係者へ聞いた
アンケートでも、105人中48人が「地方公演やロケに支障が出る」
と答えた。ことし6月に協会が国会内で開いた集会では、
運送業界関係者が国会議員や文化庁の職員たちに残業規制に
伴う混乱を訴えた。
協会の森崎めぐみ代表理事はドライバーの取り合いを避けるため、
公演の千秋楽をずらすなど業界内での対策を進めるべきだと考える。
その上で「地方での公演やロケは各地の活性化につながる。
自治体も支援策を考えてほしい」と求めている。
<ドライバーの残業規制>働き方改革関連法に基づく
時間外労働(残業)の上限規制で、4月1日から建設業や医師など
とともに導入された。違反した企業や労務担当者には懲役や罰金を科す。
過労を防ぐ狙いだが、人手不足が深刻化し、物流が滞るとの懸念も強い。
【引用元:中国新聞デジタル】
https://news.yahoo.co.jp/articles/edfb35c7443d3458757124b30f3adce4fd9918e0
物流2024年問題によるものではなく、ただ単に物流に負荷をかけての
運用になっていたことが原因だと感じます。
そして今まで通りに進めるのであれば支払う運賃を上げて
対応するなり出来ると感じます。
例えばツーマン運行にてその分の費用を払えば今まで通りに
出来ることもあります。
公演をする場所について導線を考えて調整と運営していかないと
長続きはしないと感じます。
空き日を作ると数十万円のロスが発生するのであれば
それより少なくて済む対応可能運行の費用を払えばよいのでは
ないでしょうか?
当社も演劇関係の大道具等の移動をしたことがありますが
当初の支払期日に対応せずに変更をお願いされて対応したところ
音信不通でその後に支払いもしないクソ演劇団でした。
諸々ネットで調べてみると移動先及び関係の所が
○社関係のようで金額と手間を考慮してそのままにしていますが
このような人間が劇団のトップであること自体、世も末ですね。
必要な対価はしっかり払う事をしてそれでも無理なのであれば
運用及び運営を見直すしかありませんね。
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