採択停止を提案 行政事業レビュー
予算執行の無駄などを公開の場で点検する
「秋の行政事業レビュー」が12日、開かれ、
出席した有識者は新型コロナウイルス対策で創設された
中小企業向けの「事業再構築補助金」を停止するよう提案した。
事業再構築補助金は、コロナ禍による事業環境の変化に対応し、
中小、中堅企業に業態転換などを促すために2021年3月から始まった。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻や物価高騰などを
名目に次々と補助金対象が拡大。現在では賃上げや供給網強化なども
対象となり、補助金の額も最大5億円に引き上げられた。
この日は、レビューを担当する内閣官房の行政改革推進本部事務局が、
補助金対象に「日本経済の構造転換を促す」という目的にはそぐわない、
フルーツサンド販売やシミュレーションゴルフ、エステなどが
含まれていると指摘。補助金にはこれまで計2・4兆円が投じられたが、
有識者からは「本来やらなくてよい事業にあまりに巨額な公金が使われた。
逆に中小企業の新陳代謝を阻害した」といった意見が出た。
補助金の運営方式にも批判が相次いだ。年度をまたいで
補助金事業を実施できるよう「基金」形式を採用。基金が設置された
独立行政法人が複数の企業に事務作業を再委託しているが、
有識者が議論のために提出を求めたデータが開示されなかったことが
明らかになった。補助金を所管する中小企業庁の担当者は、
データの収集と分析は事務の委託先に任せていると釈明した。
有識者は、補助金の効果を測るため、支給先に求める報告を
年1回から4回に増やし、財務諸表などで効果を精査する仕組みが
確立されない限り新規採択を停止すべきだとの意見で一致。
基金ではなく通常の予算措置に切り替えるよう提案した。
レビューは春と秋の年2回開かれ、この日は大学教授や
シンクタンクのメンバーら4人の有識者が参加した。【藤渕志保】
【引用元:毎日新聞】
https://news.yahoo.co.jp/articles/665d0b7c2ccde1f1869417ca0f7f20da816421db
「中小企業の新陳代謝を阻害した」・・・
これは大変厳しい意見ですね。
税金を使っての補助ですので
この意見は仕方がないのかなと感じます。
業種によって優先順位が少なからずともあり
内容を見直せばこのようになるのかと思います。
結果値から今後の見直しと対策となりますので
活きた税金の利用になっていくことだと思われます。

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